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【よくわかるポケモン解説】サトシのピカチュウ編

 今回はポケモン解説はサトシのピカチュウです。

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 その他のピカチュウの解説はこちらです。

kokubanlemon.hatenablog.com



目次

 


CV:大谷育江 
これは全世界共通である。 


概要


 サトシがマサラタウンを旅立つときにオーキド博士から最初に貰ったポケモン。 
 実際はサトシが出発の日に寝坊したせいで、1匹選ぼうとしていたポケモン3種を全て他の新人トレーナーに取られたため、オーキドが「残りポケモン」と言いながら仕方なく出した個体である。 性別は♂。 
 性別の概念がない無印編の時点でサトシから「男同士がんばろうぜ」と言われているため、最初期から♂設定だったようである。 
 無印17話をはじめとした字幕翻訳やニャースの翻訳によると、一人称は「ぼく」。 
 眼は黒一色だが、眼が強調されるカットでは虹彩の下部が茶色になる事がある。 


ロケット団から見たピカチュウ


 元々はオーキド博士にゲットされた野生のピカチュウの一体に過ぎなかった。
 しかし、トキワシティポケモンセンターロケット団三人組と初対決を交えた際、数多くのピカチュウ達からパワーを分け与えて貰う形で超強力な電撃を放った。(ドガースのガスに引火させ、ポケモンセンターを吹っ飛ばしてしまった)
 この結果、大敗を喫した彼等から「レベル以上の力を持つ最強ピカチュウ」と認識され何かと付け狙われるようになった。

三人組がピカチュウをメカで捕縛する→サトシ一行がピカチュウを助ける→ピカチュウが三人組を空の彼方まで吹っ飛ばす、というアニメの流れが完成した瞬間である。
 
 これがほぼ毎週のお約束となっていたが、三人組がストーリーから離れたBW編をきっかけに、最近はその流れを含む回は少なくなってきている。 
 無印編の当初こそ、何かとプラス思考で思い込みの激しい三人組が勘違いしたものに過ぎなかったのだが、数々の修羅場を乗り越えた末に、現在のサトシのピカチュウは、名実共にピカチュウの中でも強力な個体となっている。 
 この結果、DP編ではポケモンハンターJからも潜在能力の高いピカチュウと見なされ、ロケット団と同様に捕獲の対象になっている。
 また、ロケット団のボスであるサカキも、サトシのピカチュウが三人組が執拗に狙うだけの力を持っていると認識しているようである。 


ピカチュウモンスターボール


 何故かモンスターボールに入ることを嫌っており、入っていたのは初登場の無印1話とそれをもとにした『キミにきめた!』のみ。 
 『キミにきめた!』でサトシがピカチュウを危険から守ろうとボールに戻そうとした際のピカチュウ自身の人間の言葉での発言によると、サトシといつも一緒にいたいから入りたくないらしい(しかし、1話のピカチュウはサトシを嫌っている。そのため、上記の理由は複数ある理由の内の一つなのだろう)。
 オーキド研究所時代から適用されるかは不明だが、人間を嫌ってはいても無関心ではなかったことは事実。 
 ボールは雷型のワンポイントマークが施されている特別な物(ただし研究所から出た時点でマークは描かれなくなった) 
 このボールはその後も中身が空のままサトシの腰に下げられている。登録は今も切れていないため、ピカチュウが他人のボールに捕獲される事はない。 
 無印5話でしめつけるを喰らい、降参でボールに仕舞われかけるも、収納の光線は外れた。 
 XY編79話でピカチュウのボールがロケット団に奪われ、ボール工場中を逃げながらニャースが撃ち続けるボールの収納光線を避け続ける羽目になった。 


性格

 

全体を通して


 シリーズを通して喜怒哀楽が激しい、表情豊かなポケモンとして描かれている。 
 最初期から仲間ポケモンやおとなしい野生ポケモンには優しく、自分から話しかけに行っているので友達ができやすい性格。
 無印編3話では初めての仲間キャタピーと楽しく語らい合い、カスミに嫌悪されてひどく落ち込む彼を慰めた。
 カスミのトゲピーがいた頃は常にボールから出ている繋がりでいつも面倒を見ていたが、そのせいで水に落ちたりとよくとばっちりを受けていた。 


初期

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 貰った当初はかなりの問題児だった。
 サトシの言うことを聞かず、サトシどころか見ず知らずの他人にまで頻繁に電撃を浴びせたり、バトルを拒否して布団を敷いて寝たふり、強敵を恐れて引け腰になるなど、気難しい上にお調子者な性格であった。(未完小説版ではマチス戦の後もあまり懐いていない。) 
 加えて、初期の頃はサトシよりもカスミに懐いていた。 
 無印1話においてオニスズメの群れに襲われた際に、サトシが必死で助けてくれたことをきっかけに徐々に心を開いていった(オニスズメに襲われた原因はサトシ自身)。
 大怪我の治療が終わった3話からは、サトシの後をついて歩きながら彼の名前を呼んだり、仲間の人間とポケモンを気遣ったりし始める。
 4話で初めてサトシの肩に乗る1カットが描写されるため、意外と早くから馴染んでいる。
 なのだが、それでも上記のように自分勝手で気まぐれな行動をとることも珍しくなかった。  
 数々の苦難をサトシと共に乗り越えていく内に、次第にサトシの肩が定位置になるなど、心境の変化があったようである。 


ピカチュウの森


 転機が訪れたのは無印編39話。
 野生のピカチュウの群れが住む森にて、川に流されたちびピカチュウを協力して救った事で、サトシのピカチュウは野生のピカチュウ達からヒーローの様に尊敬される。
 ピカチュウ自身の幸せを考えたサトシから一方的に別れを告げられるが、自らの意思でサトシについていくことを選択。この件を切っ掛けに、2人は更に友情を深めていく。
 実はそのかなり前にあたる無印編17話で、ピカチュウのサトシへの想いが言葉ではっきりと表されている。
 はぐれてしまったサトシを探す内に「捨てられたんだ」と吐き捨て始めたフシギダネに対し、「サトシはそんなことしない!」と叫んでいるのだ。 


中期以降


 現在はかつての一面はすっかり鳴りを潜め、真面目で仲間達を取りまとめるリーダー気質なポケモンに成長。
 どんな巨大な敵にも怖気づかずに立ち向かえるようになった(流石に幻影のような異様すぎる者と、打つ手が見出せない強敵には怯む)。
 作中にてオーキド博士が「ポケモンはトレーナーに似てくる」と語っているように、トレーナーであるサトシに感化されてピカチュウ自身が変わってきたものと思われる。 
 しかし、時々かつてのように腹黒い一面を見せることもある。ロケット団(特にニャース)に対する態度を見ると非常にわかりやすいことだろう。
 トラブルでニャースと二人きりにされる話では、共同戦線を決意した時以外の態度がものすごく悪く、事あるごとに電撃を浴びせて主導権を取っている。 
 サトシの命令でサトシの体に技の練習を打ち込む時は、張り切って技を向ける(サトシにもダメージの様子は無い)が、サトシに憑りついた悪い物を掃うためにサトシに電撃を撃つ事は躊躇する。 
 必要に応じ、サトシ以外の人物の戦闘指示にも少し戸惑いながら従う事が出来る。セレナやリーリエ、失踪した相棒のピカチュウを探すアマノおばあさん など。 


ほっぺた


 皮膚(特に頬)が異様に伸び縮みする柔軟な体であるため、それを利用して言葉が通じない人間にジェスチャーを行ったり、トゲピーをあやす為に顔を伸ばしたりしたことも。 
  ただし、他人から力加減なしに頬や体を引っ張られるのは苦手。
 最初は我慢できるが、引っ張られ続けると、耐えきれず電撃を無意識に周囲へと撃ってしまう。 
 これはピカチュウ自身の拒絶反応ではなく、頬に電気を溜め込んでいる「でんきぶくろ」が乱暴に刺激された結果、暴発してしまうのが理由といえ、『サン&ムーン』では、ホウ&スイの姉妹に顔を乱暴にいじられて放電した後、申し訳なさそうな様子を見せていた。 
 優しく頬を撫でられるのは好き。 


仮装

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 自身以外のポケモンの物真似(形態模写)が得意で、DP編ではそれを活かして仮装コンテストに出場して上位入賞を果たしている。
 ハルカやヒカリがコンテストに出場するときは、扇子と袴姿で応援する。
 ハート型に切った紙を尻尾の先に貼りつけるという、女装を披露したこともある。
 そのほか、その場所の雰囲気に合わせて仮装することもしばしばあり、本人は満更でもない様子である。 


尻尾


 ポケモン図鑑ピカチュウの説明には「尻尾を引っ張ると噛みつく」とあるが、サトシのピカチュウは尻尾を引っ張られると反射的に電撃を放つ。 
 基本的に強い拒絶感を感じると電撃で振り払おうとする模様。ポケモンをパートナーにしたい年頃の子供たちが下手に触れ続けた挙げ句その被害に遭いやすい。 
 が、前述の通り意識的では無い為、ピカチュウ咎めてはいけない。 
 尻尾は意外と柔軟で、DP編24話では頭を掻いている(他のピカチュウの癖のマネ)。SM編28話で野球ボールを掴んで投球している。


ピカチュウライチュウ 


 アニメ内では珍しいことでもないが、進化することを望んでいないポケモンの一体。 

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無印編


 マチスライチュウに完敗し、その時治療をしたジョーイから渡されたかみなりのいしをパワーアップのために使うかを問われた際に進化を拒否した。(ニャースの通訳によると「ピカチュウのままでないとこの悔しさは拭えない」と語っている。) 
 主人公ポケモンらしく、「進化だけが強くなる方法ではない」という、ゲームとアニメが完全に別モノであることを象徴したシーンといえる。
 その後のバトルでは育て方の違いゆえに小回りの利かないライチュウこうそくいどうで翻弄して勝利した。 


DP編


 別人のライチュウに敗北した際に同じ選択を迫られたが、結局進化しない道を選び、再戦時には勝利している。(この件でロケット団がサトシが持っていたかみなりのいしを奪って売り払った為、ポケモン全書のサトシのピカチュウとは違う道を歩む事になりアニポケではライチュウへの進化の道は永遠に断たれたものと思われる) 


それ以外


 『ピカチュウのなつやすみ』のライチュウや、SM編第13話のノアのアローラライチュウに挑発されては毎回強い対抗意識を燃やしており、バトルではないが競争をしている。
 よってライチュウという種族自体がピカチュウの永遠のライバルとも言えるだろう。ただし友好的な性格のライチュウとは普通に仲良く接している。 


好物

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 トマトケチャップが大好き。 
 無印編の非公認ジム同士の争いの話や、AG編2話にてケチャップ好きなピカチュウを見る事が出来る。 
 それから長らくケチャップ好きな一面を見せなくなっていたが、 2014年のXY編においてケチャップ好きな一面を久々に披露し、ファンを歓喜させた。
 さらに、2015年にはカゴメと提携してコラボ商品が出る始末。 
 2016年のXY&Zの2ndエンディングテーマ『ピカチュウのうた』で巨大ケチャップボトルの上で踊っている。 
 2017年に食玩フィギュア『ピカチュウケチャップすきでちゅう』が発売。全8種の造形の中にはかの「ケチャップを斬られて泣いてるピカチュウ」もあの姿のままラインナップ。 

 

ピカチュウの歌

youtu.be


その他


 初期はサトシ達が積極的に現実のことわざや言葉遊びをよく言っていたからか、ピカチュウもその頃はジェスチャーで「(大口を開けて歯を見せる)」→「歯はある……歯無しにならない……『話したくない』」や、「(髪を1本むしる)」→「かみ……『神様』」という風に人間の言葉遊びができた。 
 現在ではジェスチャーを介さずともサトシと意思の疎通が可能であるため、会話目的でのジェスチャーは使われない。


とくせい


 特性はせいでんき。ゲームの第三世代にて特性システムが追加されたのに伴い、 アニメAG編のトウカジム2戦目にて初披露。
 サトシの指示により、素早いヤルキモノの動きを鈍らせるために、攻撃をあえて受けて麻痺を狙うという頭脳プレーを見せた。 
 発動には物理攻撃を受けて耐えねばならないせいで作中ではあまり登場しないが、その後も、DP編クロガネジム戦、ナギサジム戦、BW編タチワキジム戦でも見ることができる。 
 直接アニメのピカチュウとは関係がないが、ゲームBWより追加されたピカチュウの隠れとくせいはひらいしんである。 

・無印1話ではボロボロのピカチュウが雷に打たれて威力が増加した電撃を放ってオニスズメの集団を追い返している。 

・無印2話ではピカチュウの集団の電気を吸収した電撃とドガースのガスの引火によって 
トキワシティポケモンセンターを壊したこともある。 

・AG編のテッセンとのジムの仕掛けで浴びた電気を吸収した影響により、テッセンとのジム戦でピカチュウ1体で3タテした事がある。
 
・BWメロエッタ編では伝説ポケモンボルトロスの電撃を浴びた後にエレキボールが巨大化したこともある。 

 よってサトシのピカチュウは電力を無尽蔵に貯め込める潜在能力があるという事である。 
 しかし、ゼクロムの電気吸収には失敗してオーバーロードを起こしている。 
 ついでに言うと「ひらいしん」はテラボルテージの効果で無視されてしまうので、ある意味整合性が取れている。 
 アニポケシリーズにおいても何かと電気を吸収、パワーアップすることが多かったピカチュウにとってはうってつけのとくせいといえるかもしれない。 


ステータス


 ポケモンバトルにおいては、スピードを活かした撹乱、フィールドの利用や破壊、小回りを活かしたヒット&アウェイといった、タケシに「スピードタイプの攻撃型」と評されるサトシのバトルスタイルを象徴する一匹。 
 特に鈍重なポケモンに対しての相性が良く、タイプ相性を覆して勝つのはこのピカチュウの十八番である。 
 ガンガン攻めて自分のペースに持ち込んで勝つタイプであるため、流れを掴むと一気に勝つ反面、流れを掴めないと意外なまでに脆い。
 公式戦での通算勝率はかなり普通で、主人公補正がかかったような数字では無い。
 所轄脚本の都合もあると思われるが、一撃でKOされることは昔から珍しくない。 
 冒険開始時はでんきショックと「電撃」しか使えなかったが、 最初のジム戦であるニビジムでイワークに全く歯が立たず敗北。
 そのリベンジのため、ピカチュウに人工的に高電圧でエネルギーを貯めるという強行策を行い、10まんボルトを習得。
 イワークを普通に苦しめられるほどの威力になる。それから決め技になりやすいかみなりも覚え、でんきショック・電撃・かみなり・10まんボルトの4種類を指示によって使い分けていた。 



現在使用している技


10まんボルト

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 いつしか、放電するだけの技は全て10まんボルトに統一された。これにより『ピカチュウと言えば10まんボルト』と連想できるくらいピカチュウの代名詞として定着していく。 
 トレーナーであるサトシもショウヨウジム戦にて「自分の一番好きな技」として10まんボルトの名を挙げている。 
 この技は前後左右上下と好きな方向に発射でき、物や敵ポケモンの体、水のフィールドを伝って敵本体に技を通せるのが強み。
 地面をアースにされると弱まるのが弱点。初期から現在まで、大型のポケモンの背にしがみつき振り払いに堪えながら10まんボルトを浴びせ続けるという戦法でリーグを何度も勝ち進んでいる。
 相手の特殊攻撃の迎撃や大型ポケモンの体を退ける時にもよく撃つ。 
 ロケット団ピカチュウ捕縛用に「電撃を通さない道具」を最優先に用意して他はおろそかにする話が多いくらいにはこの技の事ばかり考えているので、この技を浴びればピカチュウのテンションの良し悪しが判る(XY&Z編28話)。 


でんこうせっか

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 スピード戦法の要として、走りを使った技も得意。 
 地や宙を駆け抜け、勢いをつけて体当たり攻撃、さらに敵の周りを走り続けて目を回させる事もできる。 
 でんこうせっかこうそくいどうの2つがこの走り技に当たるのだが、無印ではこの2つを同じ話で続けて発動させることもあり、さらに何故か技の特徴も混じっていた。(こうそくいどうで敵に体当たりした事もある。) 
 現在は攻撃技のでんこうせっかの方が採用されている。 
 このでんこうせっかも、10まんボルトと並ぶ現在までのピカチュウの代表的な技のひとつである。 


アイアンテール

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 AG編序盤のカナズミジムの対いわタイプ戦に向けてアイアンテールを習得。 
 いわポケモンを叩き割るだけに留まないその応用性は非常に高い。
 打撃に斬撃、そして直接でない攻撃法としても、いわくだきの真似、尻尾をバット代わりにして敵の弾状攻撃を防御または反射、宙に浮く破片を敵に飛ばす目的で打ったり、地面を打ってすなかけ・弱いじわれの真似事に大量の障害物を空中に浮かして、壁ジャンプの足場にする、という使用法も実行している。
 打撃攻撃と一口にいっても打撃場所によって、脳天への一撃・でんこうせっかでは対応できそうにない敵の技との打ちあい・はたくやローキックの真似、と実に多彩。
 尻尾を真剣白羽取りのように挟まれると動けなくなるのが弱点だが、10まんボルトかエレキボールの零距離発射に繋げられる。 
 余談だがマチスライチュウへの決め技が「電気を纏った尻尾で叩きつける」攻撃だったので、その頃からアイアンテールが主力になる片鱗を見せていた。 


エレキネット

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 76話では序盤で修行中に「エレキボール」に変化が起き始め、その後クチナシの試練でムサシのミミッキュとバトルをすることになる。
 終盤でミミッキュに追い詰められ、とどめにZワザの「ぽかぼかフレンドタイム」を発動されてしまう。万事休すかと思われたが、この時サトシが指示して発動していた「エレキボール」が「エレキネット」に変化。
 そしてそれは自身を覆ってバリアの役目を果たし、相手の攻撃を防ぐことに成功して難を逃れる。同時に「エレキボール」に代わって習得した。更にZクリスタルにも変化が起き、「スパーキングギガボルト」に代わって「1000万ボルト」を発動し、見事勝利を収めた。 
 「エレキネット」はゲームと違い攻撃にも防御にも優れる応用が利く技であり、新たな戦い方が期待される。 
 ちなみにピカチュウの技が変わったのは実に7年ぶりである。 


Zワザ

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 SM編でサトシがZリングを入手したためZワザを扱えるようになった。現在は所持Zクリスタルとピカチュウの所持技の都合上、でんこうせっかによる「ウルトラダッシュアタック」、10まんボルト等での「スパーキングギガボルト」が扱える。
 アイアンテールで将来「ちょうぜつらせんれんげき」も使用可能になりそうな事が作中で言及されている。 
 Zワザの発動前ポーズをサトシが取る時にピカチュウもシンクロして一緒にポーズを取っているが、アニメ内では別にピカチュウ1匹に限った演出ではない。 
 種族ピカチュウの専用Zワザはゲーム中に現在2つあるが、ピカチュウZの「ひっさつのピカチュート」にはボルテッカー習得が必要。 
 サトピカZの「1000まんボルト」は54話でZパワーリングで繰り出したものの、一時的に力が高まって放った技な為にイベント扱いと推測される。 


過去に覚えていた技


ボルテッカー

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 AG編150話にて、アニメ内でも電気タイプ最強技と明言されるボルテッカーを偶然使用し、特訓の末に自力で習得。(ゲームでは当時、特殊な手順を踏んで産まれた個体でなければ覚えられないピチュー専用技だった。) 
 DP編においてはサトシのライバルであるシンジ及びその兄・レイジから「ボルテッカーを覚えたピカチュウ」と一目置かれるほど。
 ゲームとは違い防がれた際にも反動のリスクがあるものの、直撃すれば伝説ポケモンであろうと一撃で戦闘不能にする、文字通りの必殺技であった。(特にシンジはボルテッカーに対してまもるや遠距離技で常に個別の対策を用意するほど) 
 しかし最強技であるゆえに、敵の強さをわかりやすく示すための噛ませとして用いられたことも多い。


エレキボール

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 BW編20話にて新たにこれまた偶然エレキボールを習得。結果、ゲームの技4つ制限に合わせるためなのか、それ以降はボルテッカーを一切使わないようになってしまった。
 ボルテッカーほどの破壊力は見られず、電気技を遠距離に飛ばす攻撃なので10まんボルトと被るところも多いが、当時の原作ゲーム内にて専用アイテムでんきだまが入手できず、ボルテッカーが習得できないことに合わせたと思われる。 
 小さめの球の一ヶ所に電気エネルギーを集中させているからか見た目よりも破壊力が高く、ヒウンジム戦やタチワキジム戦をはじめ、多くのバトルで決め技として活躍し、シリーズ終盤では煮え湯を呑まされてきたライバル・シューティージャローダアイアンテールとの合わせ技で打ち破った。 
 続くXY編では零距離で放つことでシトロンのホルビーの拘束からの脱出、時間差で自分に当てることでねむりを振り払ったりと、トレーナーであるサトシの機転により様々な活用が見られている。 
 ただし、XY編での決め技は10まんボルトであることが圧倒的に多い。 


その他過去に使用した技


• かみなり
• でんきショック
• かみつく
こうそくいどう
すてみタックル


厳密には技ではない技


• でんげき
• ものまね
• 回転回避(DP編)
• カウンターシールド(DP編)
• がんせきふうじ封じ(XY編)


ネタ技


• 10ボルト

(※無印、BW編で相手ポケモンのレベルアップに貢献する為に対戦時に手加減攻撃する時に使うことがある。ビクティニ道場ならぬ、サトシ道場用である。) 


バトルの実力


 実際のバトルの実力は、一部の視聴者の間で所轄リセットと揶揄されるように、非常に安定しない。 
 しかし、金銀編、AG編、DP編、XY編においてはピカチュウポケモンバトルで負けた、もしくは苦戦した対戦相手はジムリーダーや四天王、チャンピオン、同期のライバル、といった強敵扱いであることが多いのも事実であり、視聴者の間でも今なお意見が分かれている。 
 ロケット団したっぱのムコニャらに不意打ちとはいえ簡単に囚われる回数も非常に多い。 
 そもそもアニメにおいてはゲームのように明確なレベルの概念が存在しないため、四天王やチャンピオンといった明確な格上でもなければ、番狂わせは日常茶飯事である。
 ピカチュウ自身が放送開始からそれを最も体現してきた存在であり、逆もまた然りと言えるかもしれない。 

 

強さの変遷

 

 無印編5話での電力強化特訓により、イシツブテを電撃一発で黒焦げにできるレベルまでパワーアップ。
 それから数多くのジム戦やポケモンリーグ、更には大規模な危機をサトシと共に乗り越え、10まんボルトやかみなり、アイアンテール、そしてでんきタイプ最強の技ボルテッカーも一時扱っていた事で、現在のサトシのピカチュウは、名実共にピカチュウの中でも強力な個体となっている。 
 この結果、DP編ではポケモンハンターJからも潜在能力の高いピカチュウと見なされ、ロケット団と同様に捕獲の対象になっている。
 また、ロケット団のボスであるサカキも、サトシのピカチュウが三人組が執拗に狙うだけの力を持っていると認識しているようである。


ゲームへの影響


 長年アニメで主役ポケモンを務めているため、ゲームにも数々の影響を与え続けている。 


赤・緑・青


 初登場作。この頃はまだ、151匹中の普通の進化前ポケモンという立ち位置だった。


ピカチュウ


 アニメ放送開始から1年後には劇場版放映記念として、ピカチュウを主役に据えた本編スピンオフゲーム「ピカチュウ」版が発売された。 
 この作品はアニメのカントー編をベースに作られている。最初にオーキドから貰ったポケモンであるピカチュウが主人公の後ろを歩くので、話しかけることができるうえ、本作用に作られた多彩なピカチュウの場面ごとの各種鳴き声も大谷育江ボイスである。 
 また、アニメ内にてピカチュウ10まんボルトを頻繁に使うようになった影響から、この作品から当時はわざマシンでしか覚えることができなかった10まんボルトをレベルアップで習得できるようになった。 


金・銀


 アニメでの優遇の余波か、専用アイテム・でんきだまが登場し、火力が大幅に底上げされた。
 この当時のでんきだまはピカチュウ版を経由しなければ入手できないという特殊な仕様であった。 
 金・銀のリメイクである「HGSS」では、ラスボス・レッドのピカチュウの技構成が放送当時のサトシのピカチュウと全く同じとなっている。レッドはサトシのモデルとなったキャラクターでもあるため、一種のファンサービスと考えられる。 


X・Y以降


 ゲーム内の全ての個体のピカチュウ大谷育江ボイスで鳴くようになった。本編以外でも本編のピカチュウの鳴き声を再生する必要のある作品ではこのボイスである。 
 これに合わせて、アニメXY編78話にて登場したゲストの映画タレントピカチュウ数十匹の鳴き声は全て大谷育江となっている。


 ポケモンUSUM


 映画館で配布されたスペシャルガオーレディスクのQRコードを「QRスキャン」で読み込むと、アーカラ島・4番道路の先に追加された新エリア「ピカチュウの谷」に配達員が出現し、サトシのピカチュウ(キミにきめた!キャップ)が貰えるようになる。
 Lvや習得している技に差異はあるものの、基本的に前述の映画で配布されたピカチュウ達と同様の仕様。 
 もちろん、Zクリスタル「サトピカZ」も同時期に入手可能なので、入手早々Z技を使うことも出来る。
 4番道路の先の「せせらぎの丘」では、みずタイプのポケモンが多く出現するスイレンの試練があるため、旅のお供としても活躍してくれるだろう。 
 ちなみに、サトシのピカチュウ(キミにきめた!キャップ)は、過去作に送ることは出来ないので、その点は注意しよう。 


配信


 期間限定イベントとして、ゲーム内にいままでに3度「サトシのピカチュウ」が配信されている。 
 それぞれの技構成は当時放送中のアニメに合わせているが、BW編放送時に配信されたピカチュウのみ性格が「ゆうかん」となっており、持ち物にでんきだまを持っていない。 


ニックネーム


 アニポケのサトシはピカチュウなどに名前をつけていないが(小説版でつけようとしたが、名前が気に喰わずピカチュウに拒否された)。


劇場版『キミにきめた!』のピカチュウ

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 劇場版20作目『ポケットモンスター キミにきめた!』は、サトシとピカチュウが出会ったあの話がもう一度描かれ、さらに新たなifストーリーが追加された作品。 
 無印1話のリメイクとなるのだが、ピカチュウの作画と動き方はXY編までの最近のピカチュウを基盤にしており、技に関しては近年のTVシリーズに即したものを繰り出している。
 当時の全体的に丸っこくて細かい動きがなかったピカチュウの姿と比べると面白いだろう。 
 前売り券に付属するシリアルコードで四度目の配信が決まったが、このピカチュウはサトシが旅で使用した帽子を(ボックスのデフォルメ姿でも)被っており、シリアルコードの入力時期によって異なる姿(主に帽子)の配信が行われた。
 全6種類。同時にZクリスタル「サトピカZ」が附属し、このピカチュウ専用のZ技「1000まんボルト」が使用可能となる。
 ただし、NPCから「ボルテッカー」を教わることは出来るものの、ピカチュウ専用のZ技「ひっさつのピカチュート」は使えない。 
 ちなみに、ロトム図鑑でも帽子を被った姿が各々の帽子が別々で登録されるため、コレクター泣かせの仕様でもある。
 また、このピカチュウのLvや技構成は受け取った種類によって異なり、鳴き声も野生の個体とは異なる(嬉しいときも怒るときも同様)仕様。 
 ただし、性格は「がんばりや」、特性は「せいでんき」固定(なお、個体値はランダム)なので、対戦にはやや不向き。 
 ボールは映画使用のレジェンドボールではなく通常のモンスターボールで、アニメに準じて「かみなりのいし」でライチュウへ進化させることは出来ない。配信も各々二回ずつに分けられていた。 


余談


 無印1話の時点では専用のモンスターボールに雷マークが付いていたが、のちのXY編にてピカチュウモンスターボールが登場した際には通常のモンスターボールになっていた。(同様の現象は無印編にてサトシのライバルであるシゲルのカメックスにも起きている。) 
 サトシの最初のパートナーが俗に御三家と言われるフシギダネヒトカゲゼニガメのいずれからも選ばれなかったのは、ゲームをプレイする子供達への配慮のため、とは監督の談。 
 ピカチュウ以外にも当時から人気だったピッピやプリンなどのアイドル系ポケモンも候補として挙がっていたが、電撃などで派手な絵面が作りやすいという理由でピカチュウが選ばれたようである。 
 なお、ピッピは他のポケモン漫画候補に選ばれた。 
 しかし、当時の御三家平等主義は段々と消滅していくことになる。 
 初代アニメの放映前、本来はサトシのピカチュウが人の言葉を喋るポケモンという設定があったが、総監督の湯山邦彦の「喋ると気持ち悪い感じがするし、逆にピカチュウの可愛さが失われてしまう」との判断で「人間の言葉を喋る」という設定は無くなった。 
 そして声優がピカチュウの鳴き声だけで感情を表すことが出来た為、その設定をニャースに譲ったといわれている。 
 ただしテレビ東京の局CMでは当時のキャッチフレーズ「てれとしるぶぷれ」と喋ったことがある。 
 そして遂に『キミにきめた!』でこの初期設定が日の目を見ることになり、モンスターボールに入りたくない本人の心情も明らかになる。 
 ピカチュウが鳴き声で喋る言葉は、人間の日本語に発音を似せた物が多い。特に人名が解かりやすい。(サトシ→ピカピ、カスミ→ピカチュピ、ロケット団→ピピッカチュウ) 
 XY78話では大谷育江と推測される声でしゃべるシーンが登場したが、これは劇中で撮影された映画で声優が吹き替えたものであり、ピカチュウ本人がしゃべっているわけではない。
 声はサトシのライバルのショータに近い(上記の『キミに決めた!』でも同様)。 
 また、この回では大谷育江本人と思しきキャラクターがワンカットだけ登場している。 
 オレンジ諸島編(無印91話)ではポケモン一座のボートの目玉公演である、トレーナーが声を吹き替えたポケモン演劇ショーに参加。
 この時、最後のワンカットだけだがサトシの声に合わせて口パク演技をしたシーンがある。 

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 以上です。これで紹介を終えます。