ラレツ!

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【ポケモンss】リザードン「串カツ屋 ソース二度漬け 禁止だと?」

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リザードン(流石大阪。ルールに厳しいな。さて、ならば三度漬けすればいいのか?) 

リザードン(でも、もしも二回漬けた時点で見られたら、言い逃れできなくないか?)

リザードン(そうだ! ソースを直飲みして口の中で串カツと合流させればいいじゃん!)ポンッ!

店長(ここんところ、客足が遠退きつつあるようだ。何か策を練らなければ。だいたい、ライバルが多すぎるんだよな……)

店長「って! ちょっと! お客様!?」ダッ!

リザードン「なに?」ゴクゴクパクパク

店長「困ります! 親からマナーを学ばなかったんですか?」

リザードン「あいにく。なにが気に食わないの?」

店長「常識的にわかりますよね? ソースに口をつけていることです」

リザードン「ローカルルールをさも当然のように扱うな」

店長「郷に入れば郷に従えというではありませんか」

リザードン「それは入る側の気持ちであって、受け入れる側に強要される心構えではない」

店長「あぁもう! だったら他のお客様にも聞いてみましょう」

リザードン「今、客は俺しかいないけ……」


ウィーン


リザードン「ちっ……来たか」

店長「いらっしゃいませ! 突然申し訳ありませんが、ソースの直飲みはマナー違反ですよね?」

客「そうだと思いますけど……」

店長「ほら! やっぱりあなたがおかしいでしょ?」

リザードン「サンプルが少なすぎるのでデータとしては認められません。第一、二度漬けを禁止する必要性がわからない」

店長「あのね! ウチはソースを使い回しているわけ。だから客の唾が入ると迷惑なの!」
 
客「あの……席を案内してもらっていいですか?」 

店長「好きなところに座っとけよ! 空気読めないのか!」

客「」

客「……?」

客「失礼しました」サッサッ


ウィーン


リザードン「おい、帰っちゃったけどいいのか?」

店長「畜生! 何でだよ! 俺はどうせ、三流だ!」

リザードン「いや、悪いのは接客だけだろ」

店長「えっ?」

リザードン「串カツを食べるのは初めてだが、味はかなりいいと思うぞ」

店長「そ……そうかい? これでも色々と頑張ってきたからね。だけどもう駄目だ。このままじゃ、店を畳むしかないよ……」サメザメ

リザードン「なんかごめんな? 串カツ食うか?」

店長「なんで自分の料理を他人から勧められなきゃいけないんだい……まあ、食べるけど」

店長(面倒だし、こいつのよだれつきソースで食べるか。ぶっちゃけ味は変わらない)パクッ!

店長「……えっ? こんなに旨かったっけ?」

店長「そうか、こいつの唾に含まれる酵素がソースの成分と結合して、物理法則を越える現象が起きたのか! まさに、味のパンドラボックスや!」

店長「この味ならいける! お願いします! 是非ともウチで働いてくれませんか? あなたの唾が必要なのです!」

リザードン「あ……まあいいけど……」


 その後ほどなくして、この店は二年の歴史に幕を下ろした。最大の弱点であった接客が、一向に改善されなかったからだ。

おわり

 

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 お読みいただきありがとうございました。